海底火山が噴火した場合、飛行機の運航は?インターネットは?──この記事では、海底火山噴火が社会インフラに与える影響を、過去の事例を交えてわかりやすく解説。家庭でできる備えまでまとめました。
第1章|海底火山噴火とは?仕組みと特徴

海底火山は、海底にある火山で、海底プレートの境界やホットスポットに存在します。
火山活動が起こると、海底が隆起したり、火山灰が海中に放出されたりします。
近年注目されたのは、2022年1月のトンガ・フンガトンガ=フンガハアパイ火山の大規模噴火。
このような噴火では、海底での爆発が**水蒸気爆発(フィレアティック噴火)**となり、海面を突き破る噴煙や衝撃波を発生、津波や衝撃波による通信障害が世界的に報告されました。
第2章|飛行機への影響|火山灰が空を飛べなくする理由
火山灰は、実際には「ガラス質の微細な粒子」でできており、これが航空機のエンジンに入ると、
- エンジンが溶ける・停止する
- 視界が遮られる
- 電気系統の故障
といった致命的なトラブルを引き起こします。
とくに海底火山でも、大規模な噴火があれば噴煙が高度15km以上に達し、成層圏まで拡散することも。
☑️ 日本周辺の空域でも、火山灰が偏西風に乗って到達するケースがあり、空港閉鎖・欠航のリスクがあります。
第3章|通信とインターネットへの影響|海底ケーブルは大丈夫?
トンガの噴火では、主要な海底ケーブル(トンガ−フィジー間)が切断され、数週間の通信遮断が発生しました。
海底ケーブルは、インターネット・電話回線・国際取引のデータ通信を担う重要インフラ。
とくに日本は、複数の海底ケーブルが南方(フィリピン・台湾・オーストラリアなど)と接続されており、
- 海底地滑り
- 衝撃波による損傷
- 噴火による物理的破壊
などで断絶すると、一時的に海外との通信が不安定になるリスクがあります。
第4章|実際に起きた被害事例|トンガ火山噴火とその影響
✅ 2022年1月|トンガ海底火山噴火(Hunga Tonga–Hunga Haʻapai)
- 高度30kmまで噴煙が上昇
- 太平洋全体に衝撃波
- 津波は日本を含む広範囲に到達
- 衝撃波で日本の気圧計が揺れた
- 通信ケーブル断絶により数週間ネット遮断
- オーストラリア・ニュージーランドでも航空便が乱れる
この事例は、「遠くの海底火山」でも日本や世界に影響が及ぶということを明確に示しました。
第5章|海底火山噴火にどう備える?家庭でできる対策
☑️ 情報取得手段の多重化
- ラジオ(電池式・手回し)を備える
- 衛星通信・メッシュネットワークなどの情報も検討
☑️ ネット依存の備えを見直す
- 銀行・QR決済が使えない想定 → 現金の準備
- クラウド保存だけでなくローカル保存も併用
☑️ 停電・津波への基本的な備え
- モバイルバッテリー(複数)
- ポータブル電源
- 飲料水・食料(5〜7日分)
- 高台・避難ルートの確認
おすすめ記事▶︎ポータブル電源の選び方|一人暮らし・家族・赤ちゃん・高齢者…暮らし別に最適な容量とモデルを解説 - 防災アイテム図鑑
🔻 まとめ|海底火山噴火は“遠い国の話”ではない

海底火山の噴火は、地震や津波だけでなく、飛行機・インターネット・通信・決済手段にまで影響を及ぼします。
- 火山灰の影響で、航空機の運航に支障(空港閉鎖・欠航・エンジン故障など)
- 海底ケーブル切断により、インターネットや国際通信が数週間にわたり遮断される事例も
- 2022年のトンガ火山噴火では、津波・通信障害・衝撃波が地球規模で拡大、日本も影響を受けた
日本周辺でも南西諸島(鬼界カルデラ、硫黄島海底火山など)にリスクがあるります。
このように突然の事態にも対応できるよう、日頃からの備えが大事です。